こんにちは教育委員会です。
施設内で第1回介護職向けの
キャリアパス研修を行いました。
今回の研修の狙いは、
高齢者擬似体験を通して利用者さん(高齢者)の
身体的側面や精神面を理解し、
日々の介護実施の中で活かすことを
研修目的として企画しました。
近郊の病院職員の方々もたくさん参加して頂き
非常に賑やかな研修になりました。
それでは、研修風景をご紹介します。
膝、肘などの関節が伸びない様に固定します。
ベストには計4㎏の重りが入っています。
これだけでも動くのは大変そうですよね。
更に、腰が伸びない様にバンドを装着。
手足には更に重りを追加。
耳は聞こえにくく、眼も見えにくくなっています。
さあ、準備完了! 出発しましょう
『うわっ! 立てない! 歩けない!』
『怖い!』
数歩で息が皆上がっています。
寝起きをしてみましょう。
まずは一人で
『腰が伸びなくてきつい』
『起き上がるのが大変!!』
クッションを入れたり、頭の高さを調整したりすると
なんて楽なのでしょう。
正しい介助が入ると起き上がりもスムーズ
食事体験です。
いろんな色の食べ物を選んで
箸で移動させています。
『何色かわからない』
『手が重くて動きが続かない』
色を指定されても見えにくくて戸惑いです。
お皿の色や声掛けの工夫も必要ですね。
階段を見てみましょう。
介助者は安心できる介助の仕方も
理学療法士さんに教わっています。
『降りる時怖い、足に力が入りにくい!』
『お尻からしっかり支えて、安心感を』
服を着てみましょう。
右片麻痺を想定して行いました。
『えっと、袖、袖・・・・・』
袖の入り口を探すのもなかなかです
やっとこさ左手が通せたけど・・・
『しまった!右手は麻痺で通せないー』
動きの悪い手から通すのが基本ですね、
わかっててもついつい・・・再確認ですね。
かぶり型のシャツだともっと大変でしょうね。
移動のコーナーは!?
歩行車も体験しました。
安全な介助方法も
理学療法士さんに指導してもらいましたよ。
腰を支えて楽な半面、加速すると怖い!
正しい支えや、声掛けで安心するんだなー
相手の歩幅やペースに息を併せる事がポイントです。
立ち上がりも
『高い台の方が立ちやすいですね』
職員は、汗と息切れで臨場感あふれる
高齢者体験となりました。
『思った以上に動きにくいものでした。
日頃関わっている方達の気持がよくわかりました。
明日から、相手の立場に立った
細かなケアに繋げる事ができそうです。』
よつづかでは、
利用者さんの思いに沿った関わりができるよう
職員一同、日々邁進していきます。
教育委員会 川本寿子